Spring Bootとは ? 特徴をいくつごごか紹介!!!
Spring BootとはSpring Frameworkベースのアプリケーションを手軽に作成することができるフレームワークである。 Javaのフレームワークには様々な種類があるが、SpringBootの特徴をいくつか紹介してゆこう。
2021年03月24日
Spring BootとはSpring Frameworkベースのアプリケーションを手軽に作成することができるフレームワークである。 Javaのフレームワークには様々な種類があるが、SpringBootの特徴をいくつか紹介してゆこう。
Spring BootとはSpring Frameworkベースのアプリケーションを手軽に作成することができるフレームワークである。
Javaのフレームワークには様々な種類があるが、SpringBootの特徴をいくつか紹介してゆこう。
1.Spring Boot とは
Spring bootは、先に挙げた「Spring Frameworkの機能の使い分けが困難」という欠点を解消するために作られたフレームワークです。主な機能として、複数のフレームワークを使用する際に発生する、Bean定義やXML設定などを、可能な限り自動設定する機能が搭載されています。このほか、コードを書かなくてもプログラムの処理が実行できるよう、Javadocと同じくアノテーション(注釈)が記述できる点も特徴です。このSpring bootは、Spring MVCと呼ばれる別のフレームワークの仕様を踏襲して作られており、Spring Frameworkを構成するフレームワークの1つとして組み込まれています。
2.Spring Boot とSpring Framework の違いとは
- Spring Frameworkは、Java言語のアプリケーション開発のために作られたフレームワークの集合体。
- Spring bootは、集合体となった機能を使いやすくするためのフレームワーク。
3.SpringBootの開発に適したIDEは
SpringBootでの開発を行うには「Spring Tool Suite(STS)」を利用するのが最も手軽な方法だ。STSはSpring Framwrowkの開発元が提供しているEclipseをベースとして作成された統合開発環境(IDE)で、Spring Frameworkを利用した開発に適した機能が備えられている。
デファクトスタンダートと言っても過言ではないEclipse以外のIDEを使うことに抵抗を感じるかも知れないが、STSはEclipseをベースとしているだけあって基本的な操作はEclipseとほぼ同じといってもいい。Eclipseを使ったことがあるならば、抵抗なくSTSの操作を行えることだろう。
4.Spring Boot のメリット
4.1.jarファイルにWebコンテナを含められる
Spring Bootでは、Webコンテナをjarファイルに含めることができます。つまり、サーバー側にTomcat等のWebコンテナをセットアップする必要はなく、jarファイル単体でWebアプリケーションの開発ができるということです。しかしこれはTomcat等が不必要になったわけではなく、jarファイルの中に取り込まれただけです。サーバー内でプログラムを実行させるクラウドサービスの利用が盛んな今の時代において、この機能は時代に適していると言えるでしょう。
4.2. XML設定ファイルの記述がいらない
一般的にXMLファイルへの記述による設定作業は、複雑なことをしようとすればするほどXMLも複雑になり、入力が面倒になったりエラー特定が難しくなったりします。しかしSpring Bootでは自動設定機能により、必要最低限の設定でアプリケーションの起動と実行を行うことができます。また自動設定機能で不足する部分はJava Configを追加したり、複雑なアプリケーション構成などに必要であればXML設定ファイルを使って設定したりすることもできます。
4.3. コーディング量が削減される
アノテーションを記述することにより機能を実装することができるため、余計なコードを記述することなく処理の実装ができ、コーディング量が削減されることもSpring Bootのメリットのひとつです。アノテーションとは「注釈」のことで、コンパイラや実行環境に補足状況を伝えるために使用します。このアノテーションをプログラムに記述することによって、プログラムの動作変更を行うことができます。
4.4. DIがベースにある
DIはDependency Injectionの略で「依存性の注入」と訳されることが多くあります。DIとは、クラス間にある依存関係をコードに記述するのではなく、実行時に外部から引数などで呼び出し解決していく手法のことです。DIがベースにあることによって、クラスの仕様変更などが発生しても既存のソースコードに影響を与えないことができたり、単体テストにおいてテスト用のクラスを作成できることができたりします。
4.5.STSと相性が良い
STSはSpring Tool Suiteの略で、Javaの総合開発環境の代名詞ともいえるEclipseをベースに、Spring Frameworkでの開発に適した機能が備えられている開発環境です。基本的な操作はEclipseとほとんど変わらず、Eclipseの使用経験がある方にとってSTSは利用しやすいものとなっています。STSでは、各種のプラグインが追加されていたり必要な処理の多くが自動化されていたりと環境が整えられており、STSを利用することでコードの作成のみに集中して開発を進めることができます。
5.デメリット
5.1. DIが難しい
Spring系統のフレームワークには、DI(Dependency Injection)という概念が利用されています。
この概念は、理解するのが難しく挫折しやすいところでもあります。(使っていても解らない人は大勢います)
ただ、概念を理解しなくても書き方さえ覚えれば、プログラムとして使うことができるようになります。
5.2. Spring Securityが難しい
Springにおいてログイン等の認証を司る部分です。簡単に言えば、SpringBootが用意しているログイン機能のことで、自由に使うことができます。
ただ、出来上がっているソースコードを見てもぱっと見は何が書いてあるかわかりません。
無理に使おうとしなくても、自分で認証機能を作ってみる方が簡単で、勉強にもなります。
6. まとめ
Spring bootの場合、ビルドツールの設定ファイルに記述して、専用のコマンドを実行するだけで最適な環境を構築できるようになったことで、手間が省けてWebアプリケーションの開発がしやすくなりました。
Spring Frameworkを得意とするエンジニアであれば、開発効率を向上させるためにSpring bootを使用している方も少なくないでしょう。Spring Frameworkを構成するフレームワークの中でも、Spring bootはアプリケーションを手軽に作成するのに欠かせないフレームワークです。アプリケーションを開発する場合にはSpring bootを使うことを検討してみてはいかがでしょうか。
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