ラボ型契約と請負型契約の違い?メリット・デメリットから徹底的に解説!
オフショア開発を検討している方々には、「ラボ型契約」にするのか、それとも「請負型契約」にするのかという問題ではないでしょうか。 そのために、ここではラボ型契約と請負型契約の契約形態について徹底的にご説明させていただきます。各契約型のメリットとデメリット、違い点などをご紹介して、読者様にお役に立てるかと思います。 ぜひご参考になってください。
2021年02月23日
オフショア開発を検討している方々には、「ラボ型契約」にするのか、それとも「請負型契約」にするのかという問題ではないでしょうか。 そのために、ここではラボ型契約と請負型契約の契約形態について徹底的にご説明させていただきます。各契約型のメリットとデメリット、違い点などをご紹介して、読者様にお役に立てるかと思います。 ぜひご参考になってください。
オフショア開発を検討している方々には、「ラボ型契約」にするのか、それとも「請負型契約」にするのかという問題ではないでしょうか。
そのために、ここではラボ型契約と請負型契約の契約形態について徹底的にご説明させていただきます。各契約型のメリットとデメリット、違い点などをご紹介して、読者様にお役に立てるかと思います。
ぜひご参考になってください。
1.ラボ型契約
ラボ開発(契約)とは、オフショア開発における契約形態の1つで、ある一定期間に特定のエンジニアを確保して自身のプロジェクトを担当させる契約形態のことです。
その中でもラボ開発は、一定期間ベースで契約することにより海外の優秀なエンジニアを活用して開発を進めていこうとしたのがラボ契約です。
一定期間のみにチームを組んでいるため、無駄がなくコスト面において非常にメリットがあるという特徴があります。
2.請負型契約
請負型開発はお客様がご発注された仕様・要件に基づき開発し、成果物を納期までに納品します。お客様は開発プロセスにあまり関与しません。
まずお客様のご要望をよくヒアリングし、要件定義書が確定している場合はその内容に基づき見積書をご提案致します。一方、システム・アプリの詳細が決まっていない場合は、ご要望を詳細にお伺いし、要件定義を明確にしたうえで開発に必要なメンバーの編成・見積提出しスタートして参ります。
また、請負型開発においては、ウォーターフォール・モデルで進めていくことが多いです。ウォーターフォール・モデルとは滝の水が上から下へ落ちるのと同じように、初期に膨大な時間をかけて、サービス開発範囲を「全て」定義してから設計、実装、最後にテスト、納品をする形態です。それぞれの工程が終わると次の工程に進み、前の工程には戻らないという開発スタイルです。
3.ラボ型のメリットとデメリット
3.1. メリット
請負型契約では、一つのプロダクトやサービスの完成を前提としているため、プロジェクト開始後に走り出してしまった新しい案件に関しては、委託先のエンジニアをアサインすることが出来ません。
しかしラボ型契約では、エンジニアとの時間単位での契約であるため、どのような業務・プロジェクトにも(スキルやリソースがある限り)アサインすることが出来ます。
したがって、常に複数の案件が走っているようなクライアント様や、スピーディーなアジャイル開発スタイルを取っているクライアント様にとっては、このラボ型契約のメリットは非常に効果が大きいものとなるでしょう。
3.2. デメリット
プロジェクトの監視にはアウトソーシング企業との継続的なコミュニケーションとコラボレーションが必要です。特に外国企業のアウトソーシングサービスを使用する場合、時差や言語の壁が困難になる可能性があります。 プロジェクトベースアウトソーシングにもこの困難があるかもしれないが、双方の間のコミュニケーションがそれほど多くないから、大したことはありません。さらに、最適なチームを直接選択できるよう、社内の管理者・スタッフがIT分野における専門的な知識が求められます。
4. 請負型契約のメリットとデメリット
4.1. メリット
求める成果物を入手しやすい:先に挙げた通り、請負は具体的な納期と納品物の仕様を取り決めたうえで契約を結ぶ仕組みです。指定した基準の物が納品されるため、納品物の品質が安定しているうえ、万が一契約不履行があった際も、受注側に修正対応を依頼することができます。
開発にかかるコストを把握しやすい:自社でシステムの設計や開発を行う場合、エンジニアの増員や機能の追加で、予定よりも開発コストが増えてしまうこともあります。トラブルで開発が滞れば、想定の予算内でシステム開発が完了しないことも少なくありません。ですが、受注側が製造方法を決める請負契約であれば、製造の際に発生するコストも受注側で支払うことになります。発注側は、納品物に対して報酬を支払う必要こそありますが、受注側に責任があるぶん余計な開発コスト自体は発生しにくいでしょう。
4.2. デメリット
このサービスのデメリットは、プロジェクトの実施プロセスの監視における制限です。完成品を受け取った後、新しい要求が発生する場合、双方が話し合って、再度契約を結ぶ必要があります。また、プロジェクトの使用を最初から準備する必要がありますが、この仕様を確認するのは非常に困難です。さらに、顧客と定期的なコミュニケーションが不足しているから、プロジェクト要件に関する誤解が重大なミスにつながり、納期が遅延を引き起こす場合があります。
5.請負型開発とラボ型開発の違いは
請負型契約 | ラボ型契約 | |
選択されることが多いケース |
|
|
責任範囲 | 業務の完成義務 | 業務の遂行義務 |
開発体制 | 開発者が決定 | お客様と合意する |
請求・お支払い |
HACHINETでは以下をお願いしております。
|
当月の委託料は、翌月5日までに請求し、翌月末迄に お支払い頂く |
6.まとめ
つまり、上記のいずれかはコストを最小限に抑え、最終的なサービス品質を顧客に保証するという共通の目標を中心に展開します。ビジネスのニーズと実際の状況に適するサービス選択するには、「プロジェクトベースアウトソーシング」「ラボアウトソーシング」を正確に区別する必要があります。
オフショア開発をご検討されている方々はぜひ一度ご相談ください。
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アカウントマネージャー: クアン(日本語・英語対応可)
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